故伊丹十三氏の本
ふとしたきっかけで、伊丹十三氏の本を読もうと思った。
1997年12月20日に自殺と言う形でこの世を去ったわけですが、映画監督として著名な彼は、実は元々、俳優、エッセイスト、番組プロデューサー、
CMプランナー、イラストレーターという肩書きを持つ、多芸の人であったことはあまり知られていない。(当時は伊丹一三と名乗っていた)
今回、「日本世間噺大系」「女たちよ!」という2冊のエッセイを読んだのだが、私はいたくこれを気に入った。
40年前、今の私と年もさほど変わらぬ時に、なぜこれほど薀蓄とユーモアに富んだ皮肉を身に付けたのだろう。驚くばかりである。
内容は、俳優として海外に多く滞在した彼の体験を基にした日本人の奇怪な行動を皮肉たっぷりに炙り出したエッセイと、
さまざまな職業・立場の人のレポートを基にした伝聞録である。こう書くと、なんかケチばっかりつける内容かと思うだろうが、
全然そんなことはない。後味はいたってさわやかである。
「日本世間噺大系」のなかの【プ】という噺は、声を出さずにいられぬ程おかしい内容で、まあ実にどうでもいい話です。
ここに引用し、お伝えしようかと思いましたが、まああえて止めておきます。
是非、一度お読み下さい。40年前なのに、全く色褪せない、新鮮なエッセイですよ。

- 故伊丹十三氏の本 |
- sawablo |
- 2008-11-25 19:54 |
- 私感 |
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